長崎県議会議員 下条 博文

---

(令和2年4月22日 20:00現在)

1.検査結果及び今後の対応等について
○57件のPCR検査の結果は以下のとおり
陽性33件、陰性23件、再検査(判定保留)1件

○33名の健康状態の確諷、クルーズ船の運営担当者(エッセンシャルクルー)130名の健康管理を含め、今後の対応について、県、市、長崎大学、三菱重工の関係者、厚生労働省クラスター対策班、ＤＭＡＴチ-ムで協議をしたところ。 ※ＤＭＡＴとは「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」と定義されており、災害派遣医療チーム　Ｄisaster Ｍedical Ａssistance Ｔeam　の頭文字をとって略して「ＤＭＡＴ（ディーマット）」と呼ばれています。

○国・県・市の日標(ゴール)の共有。役割分担の必要性があること、また、船内で感染者が多数発生していることから、健康状況のチェック、船内のすみ分け、消毒、搬送等の対応を行うには、医療体制を含め県内だけでは困難であることから国への支援を要請。

○国の基本的な方針は、乗船者のPCR検査を実施し、陰性者はできるだけ早く帰回、陽性の軽症者は船内にとどまり健康観察、重篤者は医療機関で引き受けていただく。

【厚生労働省クラスター対策班 鈴木基氏のコメント】
(国立感染症研究所感染症疫学センターセンター長)
・船内の状況について情報を集めていくこと、個室隔離、健康監視が最優先。
・どこにゴールがあるかを見定める必要がある。
・基本は船内にいるクルーの健康状態をしっかり守り、健康状態に問題なく帰国されることと。

2.クルーズ船乗組員の行動について
○3月14日以降、乗下船はなかったとしていたが、コスタ社に確認したところ、船会社の判断で下船しているケースがあった。三菱重工において乗下船の詳細を確認している。

---

(令和2年4月22日 10:00現在)

長崎新聞より抜粋、三菱重工長崎造船所香焼工場に停泊しているクルーズ船の乗組員33人陽性(新型コロナウイルス感染) 国から派遣された専門家、県、市、協力して迅速に対応していきます。 ■10:30より県庁にて会見→会見こちらから（Youtubeへ外部リンク）

---

(今和2年4月21日 19:30現在)

1.対応体制について
○今回の事例は、外国船籍のクルーズ船内で発生したもので、県や市がこれまで経験したことのない対応が求められるものであり、また、今後の対応については、様々な外国籍乗組員の本国との調整、人院治療が必要になった場合の広域的な対応、自衛隊の派遣要請も考えられることから、厚生労働省クラスター対策班(2名)、DMATチーム(2名)を派遣いただいたところ。明日は船舶関係の専門家として国土交通省から2名を派遣いただく(ダイヤモンドプリンセス号の対応にあたった専門家チーム)。

2.本日の調査の状況について
○長崎市からの要請により、県のレントゲン車を現地に派遣。長崎大学と連携して、昨日、陽性と判明した1名の診察を実施した。診断の結果、肺炎の陰影等は確諷されず、そのまま船内で療養となった。

○検査の依頼があった57名について
17時頃に検体採取終了。長崎大学熱帯医学研究所へ搬送中(LAMP法による検査実施。全員の結果判明は明日の見込み)

---

(今和2年4月20日 22:30現在)

1.患者の状況
① 職業　船会社社員
② 国籍　外国籍(クルーズ船船内)
※船会社名 コスタ・Crociere.S.p.A(クロテイエーレ)

2.経緯等
4月19日　船会社から長崎市保健所に相談あり
4月20日　4人のPCR検査を実施し、1名の陽性を確認

※年代、性別については、船会社の了解が取れていないため公開していません。

◯濃厚接触者56人
◯船中には623人
乗船者行動歴は調査中(3/13までは外に出ていたが3/14以降は出ていない)